2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
スミソニアン博物館の「第二次世界大戦の航空」シリーズ、しばらく語ってきましたがいよいよ最終回です。最後にぜひお届けしたいのは、「翼と祈り」(A Wing & A Prayer)というコーナーの写真展示。これは敵機と戦って傷ついた機体の写真ばかりです。まずタ…
スミソニアン航空宇宙博物館の「第二次世界大戦の航空」シリーズ、いかがでしたでしょうか。5機の戦闘機を核に据えた展示と、当時の軍航空に関する話題でしばらくお付き合いいただいていたわけですが、もうあとのこすところ1回で最終回となります。■ 軍用機…
WASP、Women Airforces ServicePilots については、当ブログで女性飛行士の紹介と言う形の紹介を何度となく行ってきました。今日はスミソニアン博物館によるWASPの資料を紹介します。■ WASPの誕生「第二次世界大戦のエース」に続く写真パネルで紹介されてい…
新東宝のアクション映画、「東支那海の女王」、続きです。今日の挿絵は趣向を変えてアメコミ風に描いてみました。女海賊、李花のアジトに中国海軍の士官がやってきました。中国海軍の士官がこんな制服だったとは初めて知りましたが、夏の二種制服の白に詰襟…
新東宝映画、「東支那海の女傑」、2日目です。李花が無情にも軍艦の砲を撃ちまくって敵に大ダメージを与えた夜、アジトは勝利の美酒に酔う海賊たちの蛮声が響き渡りました。海軍警備艦の乗員たちも混じって大宴会が行われています。そんな中、横山大尉を体育…
ディアゴスティーニの戦争映画コレクションより、東宝作品、「東支那海の女傑」を紹介します。DVDパッケージは軍人姿の天知茂がマシンガンを構え、高倉みゆきが仲間を引き連れて崖に立っているというもの。これだけでも突っ込みどころ満載で、当ブログで取り…
第二次世界大戦の末期のこと。台湾上空で交戦して撃墜された零戦搭乗員が、すぐに脱出せず、機体を民家のない地帯まで飛ばし続けたため、敵に追尾され、その結果落下傘を撃ち抜かれて墜落死したということがありました。台湾に旅行したとき、そのときの搭乗…
スミソニアン航空博物館の「第二次世界大戦の航空」コーナーから、搭乗員の飛行服ファッションショーと銘打ってお届けしましたが、今日は軍服(サービス・ユニフォーム)を紹介します。まずは枢軸国から。イタリア王国イタリア空軍のことをレジア・エアロノ…
仲良く並んで紹介されていたアメリカ陸軍とルフトバッフェの飛行服を前回紹介しましたので、続いて各国のパイロットの装備と参ります。 イタリア王国イタリア王立空軍 Regia Aeronautica Italiana飛行服(合服)単なる印象かもしれませんが、さすが国土が長…
スミソニアン博物館の「第二次世界大戦のエース」シリーズ、紆余曲折を経てついに最終回です。スミソニアンに限らず、これまでアメリカの軍事博物館で航空についての展示を見てきた経験から言うと、アメリカ人、そして世界にとっての認識は、西沢広義をトッ…
さて、最後まで引っ張ってしまいましたが、「スミソニアンの選んだ第二次大戦のエース」シリーズ、我が帝国海軍の二人のエースを紹介するときがやってきました。言わずと知れた西沢広義と杉田庄一ですが、この二人については今更わたしがブログに書くような…
スミソニアン航空宇宙博物館の「第二次世界大戦の航空」コーナーから、今日は当時の航空搭乗員の制服ファッションショーをお送りします。搭乗員のユニフォーム展示は、この一角の他、アメリカ搭乗員とルフトバッフェのものは下階のマスタングの横、それから…
評論家のいう「雑なアクション大作」、映画「マーフィーの戦争」最終回です。ナチスに殺害されたエリス中尉が乗っていた水上艇を修理し、撃沈され、全滅した商船の仲間とエリス中尉の仇を取るために、Uボートとたった一人で戦争する気になった男、マーフィー…
世紀の駄作と悪名高い超大作、「マーフィーの戦争」、2日目です。Uボートに乗っていた船を撃沈され、大好きだった(らしい)エリス中尉を殺害されてからは、生きる目的がUボートに復讐することになった男、マーフィー。彼はこのシーンについて、「もし恐怖に…
今までいろんな映画を取り上げてきましたが、これほど評価の低い、というか酷評されている作品は初めてです。「何もかもがうまくいっていないという感覚が蔓延しており、それは、技術的なディテールから、主要な俳優の共演にまで及ぶ」「嫌悪すべきものから…